匿名 / 北九州公演を観劇

大人の目から見ると、高校生はとにかく若くて元気で無条件に輝いているように見えるけれど、その輝きをお芝居にするのはとても難しい。
私が観た「Q学」は高校生が徐々にとてつもない熱を帯びていき、その熱に観客が巻き込まれていくようなお芝居でした。
当時、あの熱源は何だったのだろうと考えたのを覚えています。
ある動きで私は笑い、ある表情で引き込まれ、思わず涙ぐんだ。あのキラキラは舞台の上でしか結晶しない、本当に不思議なものだったのだと思います。

松本京子/「Q学」北九州公演を観劇

「瞬間のきらめき」という言葉がぴったりな舞台。
青春、はじける汗、駆け抜ける上履き、ひらめく制服と、絶え間ない笑顔の間にふっとのぞく不安。
この空気が一体感が、やがて時が過ぎてしまえばもう二度と訪れないことをきっとどこかで感じ取っているのであろう、もろくて完璧な「今この瞬間」を生き生きと生きる彼女たちのまばゆさと鮮やかさ。
鳥肌が立ち、涙が流れたのを今でも鮮明に覚えている。
目を閉じる。
暗闇の中、強いスポットライトに照らされた彼女たちのシルエットと、力強い手拍子の音が頭の中で鳴り響く。
あの震えるような空気を匂いを、肌でもう一度体験できるなんて。本当に羨ましい。

角 友里絵 / 飛ぶ劇場 俳優

まさに“青春真っ只中”!
学生時代の情熱が、
あの歳の学生だからできる精一杯が
張り裂けんばかりに詰まった作品で
胸が非常に熱くなりました!!
今回は実際の“学生”という枠を飛び越えての公演。
若い熱を大人はどう演じるのか非常に非常に気になります!!

大野真代/「Q学」北九州公演を観劇

初演を教室で観劇しました。
高校生の皆さんの熱量を真正面から受けて、ボロボロ泣いたことを覚えています。
私は当時「一緒に高校時代を過ごして、卒業アルバムをめくって懐かしんでいるような、愛おしい気持ちです。」と記していました。
それは開けば今も鮮明に思い出せる、眩しい青春!
これからも大事にします。

木村健二/飛ぶ劇場 俳優

「走れメロス」がどうも好きじゃなかったのは、妄信的な正しい行いは、本当に大事な人を困らせるんじゃないか?って思うから。

でも、そこに真っ直ぐで向こう見ずな若さが加味されると只々自分の汚れが晒されるばかり。「Q学」は、確かに持っていたはずの何かを思い出させてくれる芝居です!

松本未来/俳優

その年観た中で一番心に残ったお芝居。
彼女達の真っ直ぐな瞳、呼吸、空気、情熱。
今でも心に残っています。
帰り道、「あんなの観せられたら、もう芝居したくないよー!」と泣き言を言った。
大人がやるとどうなるんだろう…!
演劇!
また違った魅力が生まれる気がしてなりません。

泊篤志/劇作家、演出家、飛ぶ劇場 代表

北九州の高校生と『Q学』というお芝居が作られたのがもう3年前で。とにかく田上パルが女子高生らと演劇を作ったらこうなるんだ!というイメージまんまの熱い舞台だったのを覚えている。

冒頭で繰り返し「演劇!」と叫ばせ、わたしたちの演劇とは何なのかを駆け抜ける1時間。決して「高校演劇」ではなかった高校生たちの演劇。あの子たちの自由さ、新しいモノに出会えた時のキラキラした目、あの舞台が今度は「田上パル」名義で上演されるっていったいどうなるんだろう?だって高校生たちは 出演しないんでしょう?どうなってるのか確認したい欲求も含めてとても観てみたい。

40代男性/「Q学」北九州公演を観劇

見終わった後もまだ、ドラマは続いていて、その場所に居られたことを本当に誇りに思う作品です。校舎の西陽と廊下の音は未だにゆれる。『Q学』の再演、観るほかありません。

清野美土/ハモニカクリームズ

若い時のバカすぎる愚かさは何の為かって、いつか人生の肥やしになる為でしょ?
だから年をとれば自動的に賢くなると思っていたのに、どうやらそんな気配はなく、以前より少しだけ落ち着いて暮らしてるというオトナの現実。
悔しい、ちくしょー!ウガガーッ!でもウレピー!ってな、隠したくても隠しきれなかった不器用な感情を思い出して泣きます
田上パル、元気な子。

加賀田浩二/北九州芸術劇場、有門正太郎プレゼンツ プロデューサー

田上さん(田上パル)との出会いは、10年以上前だと思います。その当時上演していた作品が「報われません、勝つまでは」。その時感じた感情、熊本弁のやり取りは衝撃的でした。

そして時を経て北九州芸術劇場とタッグを組み、北九州の高校生と創作した「Q学」。高校生の新鮮な存在感との出会いに田上作品の新たな可能性を感じ、興奮したことを今でも覚えています。

今回は、個性豊かな俳優陣、アトリエ春風舎、桜美林大学、岩手という場所・土地との出会いでQ学が、どんな作品に進化していくのか今から楽しみです。

筒井亮太/公益財団法人高知市文化振興事業財団 制作

「何と言っているのかわからないのに、何が言いたいのかわかる方言芝居」に受けた衝撃がはじまりでした。

思い切って依頼した滞在制作では、渾身の企画にしましょう!と熱い言葉をかけていただき嬉しく…。疾風怒濤と評されるその演出はしかし、息を呑むほど精緻。俳優の爪の先、舞台の隅々までいのちを吹き込む姿勢は、関わるすべての人の心を熱くしたに違いありません。田上さんと一緒に舞台を創り上げられて本当に良かった!

松井憲太郎/富士市民文化会館キラリふじみ 館長

じつは田上豊さんと仕事を始めてしばらくした頃、彼とも関わりがあって、私も大いに敬意を払うふたりの先輩演劇人に、田上さんを劇作家や演出家としてどう評価するのか、伺ったことがある。

ふたりともほぼ同意見で、まず田上さんが若いにもかかわらず、人間や演劇の核心部分を的確に把握していること、そしてそれを土台に、小手先の技巧を用いずに、人間を正面から描いていこうとする姿勢を高く評価していた。私もまったく同感だった。

田上さんの作品は、しばしば結末がまったく想像できないような波乱に富んだ展開をみせる。ところが、観客は劇が進むにつれ、まんまと喜怒哀楽のるつぼに引きずり込まれて、最後には感動の余韻に浸っている自分を発見することになる。

そんな演劇ならではの醍醐味が満載の劇作品を、今後もひたむきに創り続けていってくれることを心より期待しています。

能島瑞穂/青年団 俳優

初めて参加した田上パル「合唱曲第58番」は、アゴラの舞台袖で、「ずるーい、私も早く参加したいっ!」と、毎回、子供のような気持ちだった。
舞台上はすでに、キラキラとまぶしく、乱反射する夏の日差しにあふれていて、私なんかそっちのけで完全にあたたまっているっ!舞台に出ていくことを、初めて怖いと思わなかった。
不可能を可能にするチームの力を、田上君が強く信じてくれるから、周りの皆を、頼もしく誇らしく感じることが出来る。
そこで勇気をもらって、「私も!」と、芝居の渦に飛び込んで行けたのだと思う。
「Q学」のチーム力によって、今回はどんなミラクルが起きてしまうのだろう。
その渦に、私も観客として飲み込まれてさらわれてみたい。