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松本京子/「Q学」北九州公演を観劇

「瞬間のきらめき」という言葉がぴったりな舞台。
青春、はじける汗、駆け抜ける上履き、ひらめく制服と、絶え間ない笑顔の間にふっとのぞく不安。
この空気が一体感が、やがて時が過ぎてしまえばもう二度と訪れないことをきっとどこかで感じ取っているのであろう、もろくて完璧な「今この瞬間」を生き生きと生きる彼女たちのまばゆさと鮮やかさ。
鳥肌が立ち、涙が流れたのを今でも鮮明に覚えている。
目を閉じる。
暗闇の中、強いスポットライトに照らされた彼女たちのシルエットと、力強い手拍子の音が頭の中で鳴り響く。
あの震えるような空気を匂いを、肌でもう一度体験できるなんて。本当に羨ましい。